スキップしてメイン コンテンツに移動

2003年の米国インターネット広告市場の総括

ダブルクリックが昨年のインターネット広告市場についてまとめた報告書の概要は次のとおり。インターネット市場規模は20%成長して72億ドルに。ドットコム企業の出稿は後退。携帯電話のナンバーポータビリティ制導入や株式市場の回復により、関連企業の出稿が増加。広告予算中のネット広告のシェアがもっとも高い業種は求人。広告サイズでもっとも増加したのは728x90。インターネット利用者の39%がブロードバンドを利用するようになりリッチメディア広告も増加。リッチメディア広告のクリック率は低下傾向にあるが非リッチメディア広告のそれの4倍以上。ビュースルー率は上昇傾向。DART Motifで計測できるようになったインタラクションの指標は今後ベンチマークデータをリリースしていく予定(2003年第4四半期は、平均広告表示時間41.9秒、平均インタラクション時間21.9秒)。報告書の締めくくりは次のとおり。
More importantly, the marketers who really do develop cross media plans (and the cross functional organizations demanded by this) will reap the rewards of comprehensive marketing that engages consumers at all possible touchpoints and makes best use of the unique capabilities of online.
ダブルクリックが作成した報告書のため、検索広告については言及されていないことに注意。

このブログの人気の投稿

写真が歌になる「AIソングメーカー」

日本コカ・コーラ「ジョージア」が、写真から音楽付きの歌詞とジャケット画像を生成する「AIソングメーカー」を公開。 AIソングメーカー https://mydrabu.georgia.jp/song/ アップロードしてみた写真 生成されたAIソング https://www.coca-cola.com/jp/ja/media-center/news-20240226-11

ウォールドガーデンか、オープンインターネットか

ザトレードデスクのレポートによると、消費者は「ウォールドガーデン(Walled Gardens)」より「オープンインターネット(Open Internet)」の利用時間が長く、ウォールドガーデンに広告費を集中させると機会を損失する可能性があるという。 オープンインターネットの未来 | The Trade Desk https://www.thetradedesk.com/jp/open-internet その指摘に間違いはない。しかし、もし「オープンインターネットはウォールドガーデンよりよいもの」と読み解くならそれは間違いで、オープンインターネットとウォールドガーデンのそれぞれに長所があると理解すべきだろう。「オープン」という言葉には、開放的で、民主的で、透明な印象があり、一方の「ウォールド」という言葉には、閉鎖的で、独占的で、不透明な印象がある。そのせいか、ウォールドガーデンが悪者扱いされることがあるが、ウォールドガーデンではプラットフォームが利用環境やデータを集中管理しているからこそ、ブランドは正確に、安全に、容易にマーケティングを行えている。 先日たまたま見かけたビデオで、ウォールドガーデンとオープンインターネットの長所短所を整理しているシーンがあるので紹介しておく。オープンインターネットの短所を要約すると「Not Easy」だ。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000035203.html

スマホを退屈にするアプリ「The Boring Mode」

ハイネケンが、スマートフォンを退屈にするアプリ「The Boring Mode」を日本でも提供。ハイネケンは、人と人が実際に交流することの大切さ、リアルが充実することの楽しさを改めて実感してもらうため、このアプリを開発した。 ハイネケンが「リアルが充実する」アプリをリリース! #世界一退屈なスマホ #TheBoringMode #スマホがガラケーに #退屈モード #ビールを売るな楽しい時間を売れ #TheBoringPhone #課金要素ゼロ #課金ポイントゼロ #完全無料アプリ #スマホ中毒状態を抜け出したい #リアルが充実 #iPhone #Android pic.twitter.com/jezEjq4dXY — Heineken Japan (@heineken_jp) October 22, 2024 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000124676.html