スキップしてメイン コンテンツに移動

フェイスブックから広告主の離反相次ぐ

ユニリーバが、アメリカにおいてフェイスブックとツイッターへの広告出稿を年末まで停止すると発表。信頼できる安全なデジタルエコシステムを追求する企業として、大統領選挙を控えて社会の分断や憎悪を助長する投稿への対応をプラットフォームに求めるものだ。
------------------------------
Driving a Responsible Digital Ecosystem in These Polarized Times
https://www.unileverusa.com/news/news-and-features/2020/driving-a-responsible-digital-ecosystem-during-these-polarized-times.html
------------------------------
ユニリーバのブランドしては、「Ben & Jerry's」が先行してフェイスブックへの広告を7月より停止すると表明していた。この時点では、ユニリーバの他ブランド、およびツイッターにまでこの動きが広がるとは考えられていなかった。
------------------------------
Ben & Jerry's Joins #StopHateForProfit Campaign, Puts Facebook Ads on Pause
https://www.benjerry.com/about-us/media-center/stop-hate-for-profit
------------------------------
複数の人権団体などによる #StopHateForProfit キャンペーンは、7月にフェイスブック広告をボイコットしようと呼びかけるもの。ザノースフェイスを皮切りに賛同する広告主が相次ぎ、ユニリーバやベライゾンなどの大手広告主も同調した。
------------------------------
Stop Hate for Profit
https://www.stophateforprofit.org/
------------------------------
そしてコカコーラはついに、アメリカ以外でもフェイスブックに限らずソーシャルメディアへの広告出稿を7月より30日間停止すると発表。
------------------------------
Coca-Cola joins Facebook boycott with a pause on all social media advertising starting July 1st
https://www.theverge.com/2020/6/26/21305065/coca-cola-pause-ads-facebook-social-platforms-july-boycott
Statement on Social Media Platform Pause
https://www.coca-colacompany.com/media-center/statement-on-social-media
------------------------------
この動きが日本にも広がるのか注視したい。

このブログの人気の投稿

インスタグラム、リールを優先

インスタグラムは、月間利用者数が30億を超えたと発表。同時に、アプリ起動時にリールを優先して表示する試験をインドで開始することを明らかにした(先日公開されたiPad用アプリと類似の仕様)。また、グローバルでも機能の構成を見直し、DMをナビゲーションバーの中央に配置する。 In India, Instagram debuts a Reels-first experience for its mobile app https://about.fb.com/news/2025/09/in-india-instagram-debuts-a-reels-first-experience-for-its-mobile-app/ インスタグラムの責任者であるアダムモッセーリ氏によると、インスタグラムの成長はDMとリールとおすすめが牽引している。今回の変更はその動向を反映したものといえよう。 View this post on Instagram A post shared by Adam Mosseri (@mosseri) 各種プラットフォームのナビゲーションバーの配置は、サービス提供者の期待や思惑が反映されるため、注目している。ユーチューブやティックトックなど、新規投稿ボタンをナビゲーションバーの中央に配置するものが多いが、インスタグラムはDMを中央に配置することにした。Xは「Grok」を中央に配置していて、AIアシスタントに注力していることが分かる。一方、LINEヤフーは「LINE」のナビゲーションバーの中央を「VOOM」から「ショッピング」に変更する予定だ(2025年度第2四半期決算説明会資料より)。縦型短尺ビデオの流行に対応すべく「VOOM」を前面に打ち出したものの、競合のティックトックなどは強力であり、ショッピングに勝ち筋を見つけようとしているのではないか。

Mastercard Commerce Media

マスターカードが「Mastercard Commerce Media」を発表。コマースメディア機能を備えた決済ネットワークとして、スマートでパーソナライズされたコマースを推進する。2万5,000社の広告主と5億人の登録消費者を抱えており、マスターカードが処理する取引(2024年は1,600億件以上)から得られるインサイトを活用して、幅広い広告主に成果を提供する。シティ、WPP、アメリカン航空、マイクロソフトと戦略的に連携。適切な消費者にパーソナライズされたオファーを提示し、登録カードによる決済で成果となる。 Powering smarter and more personal advertising with Mastercard Commerce Media https://www.mastercard.com/us/en/news-and-trends/press/2025/september/powering-smarter-and-more-personal-advertising-with-mastercard-commerce-media.html Mastercard Commerce Media built for trusted results https://www.mastercard.com/us/en/business/consumer-acquisition-and-engagement/mastercard-commerce-media.html

絶対にバズるSNS「Y」

松竹が映画「俺ではない炎上」のプロモーションとして、生成AIを活用したコンテンツ「絶対にバズるSNS」を公開。理不尽な粗探しの思考プロセスを学習させたAIが、投稿画像1枚から炎上シナリオを自動生成する。体験人数の上限に達したとのことで短期間で終了したが、斬新な炎上疑似体験として話題に。no planが企画制作。 https://note.com/noplan_inc/n/n74fcba7fad3a