ヤフーが10月に開催した「Yahoo! JAPAN動画広告カンファレンス2019」の資料を公開。「Yahoo! JAPAN 動画広告プランニングの今」という資料で紹介されている調査結果によると、静止画は購買ファネルの上部(広告想起やブランド認知)、動画は購買ファネルの下部(サーチリフトや購買意向)でより効果を発揮するという。ただし、冒頭にキーメッセージやブランド名を訴求するといった工夫により、動画でも購買ファネルの上部への効果を高められるという。
クリエイティブエックスが、クリエイター(インフルエンサー)の制作した広告とブランドの制作した広告を大量に分析したところ、クリエイター広告はブランド広告と比較して、広告に推奨される要件を満たしていなかった。クリエイター広告のうち、冒頭3秒以内にブランドを示しているものは51%で、プラットフォームや配置ごとの推奨秒数に収まっているものは46%で、セーフゾーンを順守しているものは3%だった。クリエイターコンテンツとしての真正性を尊重するとブランドとの適合性は後回しになりがちだが、クリエイターコンテンツを広告として使用するなら広告の推奨要件をもっと満たさないといけない。クリエイター広告は戦術であり、ブランド戦略から外れた戦術であるなら無駄でしかない。 The Creator Paradox Report: Are Creators Really Effective? https://learn.creativex.com/are-creators-really-effective https://www.adweek.com/commerce/nearly-half-of-meta-creator-ads-ignore-key-best-practices/