WFA(World Federation of Advertisers)がGARM(Global Alliance for Responsible Media)の活動を終了する。GARMは、ブランドが違法または有害なコンテンツに不用意に広告を配信しないよう、業界を横断して自主的にブランドセーフティーを確保するための取り組みを行ってきた。しかし、その活動はコンテンツの収益化を不当に阻害する言論統制(GARM's Harm)として下院司法委員会から問題視され、Xからは提訴された。
How the World's Biggest Brands Seek to Control Online Speech
https://judiciary.house.gov/media/press-releases/how-worlds-biggest-brands-seek-control-online-speech
An open letter to advertisers
https://x.com/lindayax/status/1820838134470328676
GARMは小規模な非営利組織であり、その目的と活動を誤解させるような最近の疑惑は、混乱をもたらしその資源と財政を著しく消耗させているとして、WFAはGARMの活動を中止する決断をした。
WFA discontinues GARM
https://wfanet.org/knowledge/item/2024/08/09/wfa-discontinues-garm
https://wfanet.org/leadership/garm/about-garm
Xの広告収益が激減しているとしたら、それは広告プラットフォームとしての信頼性が低下しているためであり、またロングテールの小規模な広告主が大半であることを考慮すれば、その原因をGARMの活動に押し付けるのは筋違いだとの批判もあるようだ。
https://www.mediapost.com/publications/article/398414/might-makes-right-right.html