スキップしてメイン コンテンツに移動

「Google動画パートナー」の品質懸念、グーグルは否定

アダリティクスリサーチは、ユーチューブの広告の多くが「Google Video Partner(Google動画パートナー)」でグーグルの品質基準を満たさない状況で配信されているとの調査結果を発表した。「Google Video Partner」の存在を十分に認識していない広告主も少なくなかったため、この調査結果はスキャンダルとして注目された。

Did Google mislead advertisers about TrueView skippable in-stream ads for the past three years?
https://adalytics.io/blog/invalid-google-video-partner-trueview-ads

日本語では次の記事が詳しい。

「Googleの動画広告は多くが広告主と約束した基準を満たしていない方法で表示されている」という報告、AI生成サイトへの広告出稿も
https://gigazine.net/news/20230628-google-violated-deals-chatbot-generated-blogs/

これに対して、グーグルは調査方法に誤りがあるとして真っ向から反論。「Google Video Partner」で配信される広告はごく一部であり、広告主はオプトアウトすることもでき、また広告が配信されても基準を満たさなければ課金されないという。

Transparency and brand safety on Google Video Partners
https://blog.google/products/ads-commerce/transparency-and-brand-safety-on-google-video-partners/

第三者の検証サービスも測定実績を公開。「Google Video Partner」の影響は限定的であるようだ。

DoubleVerify Measurement on YouTube and Google Video Partners
https://doubleverify.com/doubleverify-measurement-on-youtube-and-google-video-partners/
IAS Measurement Across YouTube and Google Video Partners (GVP) Inventory
https://integralads.com/insider/ias-measurement-youtube-google-video-partners-inventory/

https://www.adexchanger.com/tv-and-video/how-the-youtube-scandal-exposes-a-double-measurement-failure/

このブログの人気の投稿

ウォールドガーデンか、オープンインターネットか

ザトレードデスクのレポートによると、消費者は「ウォールドガーデン(Walled Gardens)」より「オープンインターネット(Open Internet)」の利用時間が長く、ウォールドガーデンに広告費を集中させると機会を損失する可能性があるという。 オープンインターネットの未来 | The Trade Desk https://www.thetradedesk.com/jp/open-internet その指摘に間違いはない。しかし、もし「オープンインターネットはウォールドガーデンよりよいもの」と読み解くならそれは間違いで、オープンインターネットとウォールドガーデンのそれぞれに長所があると理解すべきだろう。「オープン」という言葉には、開放的で、民主的で、透明な印象があり、一方の「ウォールド」という言葉には、閉鎖的で、独占的で、不透明な印象がある。そのせいか、ウォールドガーデンが悪者扱いされることがあるが、ウォールドガーデンではプラットフォームが利用環境やデータを集中管理しているからこそ、ブランドは正確に、安全に、容易にマーケティングを行えている。 先日たまたま見かけたビデオで、ウォールドガーデンとオープンインターネットの長所短所を整理しているシーンがあるので紹介しておく。オープンインターネットの短所を要約すると「Not Easy」だ。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000035203.html

#じゃがりこリズムチャレンジ

カルビーが「じゃがりこリズムチャレンジ」キャンペーンを開催。テレビ広告のリズムに合わせたビデオの投稿を募っている。ティックトックのキャンペーンツールはマインドフリー「TikQ」を採用。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001454.000030525.html