東京企画構想学舎編「しかけ人たちの企画術」をいただいた。9名のプロフェッショナルが独自の企画術を語っている。インテリアデザイナーや料理店シェフなど、広告分野以外のプロの視点は新鮮。小山薫堂氏による指摘「その企画は誰を幸せにするのか」が印象に残った。企画の立案には何より情熱が大切と考えているが、その情熱は幸せにしたい相手の存在から湧き上がるものともいえる。また、企画は実施に向けたプロセスに過ぎず、責任を持って実行でない企画は、企画でないと感じる。
クリエイティブエックスが、クリエイター(インフルエンサー)の制作した広告とブランドの制作した広告を大量に分析したところ、クリエイター広告はブランド広告と比較して、広告に推奨される要件を満たしていなかった。クリエイター広告のうち、冒頭3秒以内にブランドを示しているものは51%で、プラットフォームや配置ごとの推奨秒数に収まっているものは46%で、セーフゾーンを順守しているものは3%だった。クリエイターコンテンツとしての真正性を尊重するとブランドとの適合性は後回しになりがちだが、クリエイターコンテンツを広告として使用するなら広告の推奨要件をもっと満たさないといけない。クリエイター広告は戦術であり、ブランド戦略から外れた戦術であるなら無駄でしかない。 The Creator Paradox Report: Are Creators Really Effective? https://learn.creativex.com/are-creators-really-effective https://www.adweek.com/commerce/nearly-half-of-meta-creator-ads-ignore-key-best-practices/