スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

12月, 2004の投稿を表示しています

検索エンジンマーケティング市場は40億ドル

2004年12月14日、SEMPOは2004年のアメリカとカナダの検索エンジンマーケティング市場について報告書を発行した。それによると、検索エンジンマーケティングの市場規模は40億8,721万ドル。報告書には広告主に対する意識調査の結果も含まれている。広告主の61%が検索連動型広告のキーワード価格の上昇を感じている。

映像と音声によるブランディング効果

ダイナミックロジックは、映像と音声を利用したインターネット広告のブランディング効果を明らかにした。映像・音声を利用したインターネット広告を1回だけ露出することがブランド認知率上昇に寄与する度合いは、フルバナーを10回以上露出することより大きく、ラージレクタングルを3回露出することに近い。

グーグルの商標キーワード問題はなお未解決

自動車保険のガイコは、グーグルがガイコの商標を検索連動型広告のキーワードとして競合会社に販売していることについて、商標権の侵害だと訴えていた。2004年12月15日、グーグルは地裁で勝訴した。検索連動型広告のキーワードとして他社の商標を売買してもよい(ただし検索連動型広告のクリエイティブには他社商標を記載してはいけない)という判決。同類の訴訟に対してこれが有効な先例となるか否かについては、さまざまな見解が交錯しているようだ。

シーサーブログでキーワードマッチ型広告

2004年12月10日、サイバーエージェントはシーサーの運営するシーサーブログでキーワードマッチ型広告を販売することを発表した。ブログの記事中のキーワードに広告リンクを自動生成する。バイブラントメディアが特許を申請しているインテリテキストと似ている。

米国ネット広告費、2005年も25%の成長を維持

ユニバーサルマッキャンのロバートコーエン氏によると、2004年のアメリカの総広告費は前年を7.4%上回る2,636億9,900万ドルになるという。インターネット広告費は前年より25%拡大して70億6,200万ドルの見通し。2005年もさらに25%拡大して88億2,800万ドルに到達すると予測。

ダブルクリック、サイトアドバンスの提供を中止

2004年12月6日、ダブルクリックはウェブサイト分析ソリューションのサイトアドバンスの提供を中止して、顧客をオムニチュアのサイトカタリストに移行させると発表した。日本のダブルクリックのウェブサイトからも、サイトアドバンスの紹介が削除された。同社はサイトアドバンス日本語版のリリースを予定していた。

米国ネット広告費、9月は4月以降で最高

アドゾーンリサーチによると、2004年9月のインターネット広告費は6億9,620万ドルとなり、4月以降の最高を記録したという。第1から第3四半期までの合計は62.5億ドル。これはTNSメディアインテリジェンス/CMRが先日発表した統計よりも12%ほど大きい。アドゾーンリサーチは聞きなれない会社だが、毎日24時間オンライン広告の出稿状況をモニターしているようだ。

フォーブス、有料リンクを削除

フォーブスドットコムは編集スタッフからの異議により、ニュース記事中の有料リンクを削除したようだ。有料リンクとは、バイブラントメディアのインテリテキスト、すなわち文脈キーワード広告だ。例えば、ある銀行が「銀行」というワードを買い付けておけば、記事中の「銀行」というワードはその銀行のサイトへのリンクとなる。編集と広告の境界がなくなることについて、編集が反発するのは当然だろう。ただし、インテリテキストについてオーディエンスからの苦情は少ないという。カナダのMSNは試験採用を予定しているらしい。ポータルサイトが採用するのはそれが初めてのようだ。

ドメイン名登録件数、6,330万件に

2004年12月1日、ベリサインは世界のドメイン名登録件数が2004年第3四半期に6,630万件に到達したと発表した。同社はドメイン名登録件数が増加している要因を、検索連動型広告市場の活況と分析している。ドメイン名がウェブサイトとして活用されている割合も向上している。

ネットレイティングス、レッドシェリフを子会社化

2004年12月1日、ネットレイティングスはレッドシェリフを完全子会社とした。2004年2月にアメリカにおいてネットレイティングスがレッドシェリフを買収したことにともなうもの。タグ埋め込み型ログ解析サービスのレッドシェリフメジャメントは、サイトセンサスと名称を変更して提供されることになった。広告のリーチも計測できるというアドインテリジェンスの詳細については不明。配布できる資料がないとのこと。

ビューポイント、ユニキャストを買収

2004年12月2日、ビューポイントはユニキャストを買収することを発表した。ユニキャストはビューポイントよりも幅広い広告手法に対応して、高く評価されていた。今回の買収により、同社は「オンライン広告の真のリーダーが生まれる」とコメントしている。

アービトロン、オンラインラジオ聴取率測定を再開

2004年11月29日、アービトロンはコムスコアネットワークスと提携してオンラインラジオ聴取率測定を開始した。アービトロンは収益の低さからオンラインラジオ聴取率測定を2月に中止していた。コムスコアが保有する20万人のパネルを利用して再開となる。測定指標はオフラインラジオと共通。

米国ネット広告費、他メディアをしのぐ成長率

2004年11月29日、TNSメディアインテリジェンス/CMRは、2004年1月から9月のアメリカの広告市場についての統計を発表した。総広告費は前年同期よりも10.3%拡大して1,024億ドルとなった。メディア別に比較すると、成長がもっとも顕著だったのはインターネット広告で、前年同期を25.8%上回った。20%以上の成長率を記録したメディアはインターネットのみ。