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米国デジタル広告のCPM、2023年上半期は低下

アドロールの調査によると、アメリカのデジタル広告の平均CPMは2023年第1四半期は前年同期比33%減、第2四半期は同49%減となった。景気と消費者心理は改善した一方、個人消費の低迷は広告主を保守的にし、CPMを押し下げた。個人消費が回復してホリデーシーズンの勢いが加われば、第4四半期にはCPMが急上昇する可能性があるという。

AdRoll’s Q3 2023 State of Digital Marketing Report Reveals a 50% Drop in CPM, Highlighting Opportunity for Marketers Ahead of the Holiday Season
https://www.globenewswire.com/news-release/2023/08/30/2734406/0/en/AdRoll-s-Q3-2023-State-of-Digital-Marketing-Report-Reveals-a-50-Drop-in-CPM-Highlighting-Opportunity-for-Marketers-Ahead-of-the-Holiday-Season.html

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ウォールドガーデンか、オープンインターネットか

ザトレードデスクのレポートによると、消費者は「ウォールドガーデン(Walled Gardens)」より「オープンインターネット(Open Internet)」の利用時間が長く、ウォールドガーデンに広告費を集中させると機会を損失する可能性があるという。 オープンインターネットの未来 | The Trade Desk https://www.thetradedesk.com/jp/open-internet その指摘に間違いはない。しかし、もし「オープンインターネットはウォールドガーデンよりよいもの」と読み解くならそれは間違いで、オープンインターネットとウォールドガーデンのそれぞれに長所があると理解すべきだろう。「オープン」という言葉には、開放的で、民主的で、透明な印象があり、一方の「ウォールド」という言葉には、閉鎖的で、独占的で、不透明な印象がある。そのせいか、ウォールドガーデンが悪者扱いされることがあるが、ウォールドガーデンではプラットフォームが利用環境やデータを集中管理しているからこそ、ブランドは正確に、安全に、容易にマーケティングを行えている。 先日たまたま見かけたビデオで、ウォールドガーデンとオープンインターネットの長所短所を整理しているシーンがあるので紹介しておく。オープンインターネットの短所を要約すると「Not Easy」だ。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000035203.html

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