ストリーミングコンテンツの一時停止画面は、新たな広告収益化の機会として注目されている。一時停止画面に挿入される広告は、広告主および視聴者にとってどのような価値があるのか。コンテンツの一時停止を決断をするのは視聴者であり、視聴者主導で作られる機会であるため、通常のインストリーム広告と比較して一時停止広告は押しつけがましくなく、受容されやすいかもしれない。しかし、一時停止するということは、画面を注目できない状況が生まれているわけで、そこで広告を表示しても注目されないかもしれない。一方で、停止でなく一時停止を選択するということは、コンテンツへの興味は途切れておらず一瞬も見逃したくないという心理の表れであり、そこで広告は有効に機能するかもしれない。そのように考察を巡らすと、一時停止広告として効果的なクリエイティブやメッセージも導かれるだろう。
As pause ads charm streamers like Peacock and Netflix, advertisers weigh their value
https://www.emarketer.com/content/advertisers-delving-pause-ads-here-s-how-streamers-selling-them
ハイネケンがネットフリックスで展開した一時停止広告の事例。一時停止のたびにバーが開かれるようにして、注文も受け付けた。
Heineken - Streaming Bar
https://www.le.pub/?campagna=streaming-bar