スキップしてメイン コンテンツに移動

フェイスブック広告の配置を判別

フェイスブックの広告を検索できる広告ライブラリに、フィルター機能が搭載された。インプレッションの発生した期間やプラットフォームで検索結果を絞り込める。プラットフォームのフィルターは競合の配置を確認できるので興味深い。例えば、トヨタ自動車(@ToyotaMotorCorporation)の広告はすべてフェイスブックのみで配信されているのに対して、日産自動車(@NissanJP)の広告はすべてフェイスブックとインスタグラムの両方で配信されており、一部はオーディエンスネットワークにも配信されている(11月8日現在)。
------------------------------
トヨタ自動車の広告
https://www.facebook.com/ads/library/?active_status=all&ad_type=all&country=ALL&impression_search_field=has_impressions_lifetime&view_all_page_id=158139660914197
日産自動車の広告
https://www.facebook.com/ads/library/?active_status=all&ad_type=all&country=ALL&impression_search_field=has_impressions_lifetime&view_all_page_id=184414318245423
------------------------------
期間は過去90日まで選択できるが、一般の広告で検索できるのはアクティブな広告のみで、非アクティブな広告まで検索できるのは政治関連の広告のみか。試しに、アメリカの次期大統領候補のエリザベスウォーレン氏の広告を検索すると、非アクティブなものを含め約3万件が見つかる。
------------------------------
Elizabeth Warren氏の広告
https://www.facebook.com/ads/library/?active_status=all&ad_type=all&country=ALL&impression_search_field=has_impressions_lifetime&view_all_page_id=38471053686
------------------------------
APIも公開されている。
------------------------------
Ad Library API
https://developers.facebook.com/docs/marketing-api/reference/ads_archive/
------------------------------

このブログの人気の投稿

電通、TikTok広告の短期・長期の投資効率を分析

電通が、北欧の15ブランドを対象に、ティックトック広告の短期的および長期的な売上への影響をマーケティングミックスモデリングで分析した。短期的な売上に注目すると、75%の広告主にとってティックトックは投資利益率が最も高いチャネルだった。長期的な売上に注目しても、ティックトックは平均以上の投資利益率が確認された。また、クリエイティブによる売上への影響を明らかにするため、プロが制作した広告、販促メッセージを含めた戦術的UGC、販促メッセージを含めないストーリーテリングUGCを比較したところ、ストーリーテリングUGCの成果が最も高かった。ストーリーテリングUGCは視聴時間や注目を得やすく、記憶に残るため、将来の購入意思決定に寄与すると考えられる。 From Storytelling to Sales: Short and Long-Term ROI of TikTok Advertising https://ads.tiktok.com/business/en-US/blog/tiktok-dentsu-from-storytelling-to-sales-nordics https://issuu.com/tiktokforbusinesseu/docs/tiktok_dentsu_from_storytelling_to_sales

TikTokが禁止されれば、予算はInstagramへ

WARCがティックトックについて分析したレポート「Platform Insights: TikTok 2025」を作成。アメリカでティックトックの禁止措置が実現しないと仮定した場合、世界のティックトックの広告収入は2025年に324億ドルに達し、ソーシャル広告費全体の11%を占めると予測している。ティックトックが禁止されると、最も恩恵を受けるのはインスタグラムで、ユーチューブやスナップにも支出が流れるという。 Platform Insights: TikTok 2025 https://www.warc.com/content/paywall/article/Warc-Data/Platform_Insights_TikTok_2025/en-GB/159437 https://www.mediapost.com/publications/article/403921/if-not-banned-this-year-tiktok-ad-spend-projected.html

欧州IAB、リテールメディアの定義を再整理

IABヨーロッパが、リテール&コマースメディアの定義を要約した資料を公開した。用語集も更新。リテールメディアとコマースメディアの二語を、ほぼ共通の概念としてあまり区別せずに使用するようになった。 IAB Europe's Retail & Commerce Media Definitions One Pager https://iabeurope.eu/knowledge_hub/iab-europes-retail-commerce-media-definitions-one-pager/ IAB Europe’s Updated Retail & Commerce Media Glossary - March 2025 https://iabeurope.eu/knowledge_hub/iab-europes-updated-retail-commerce-media-glossary-march-2025/ リテール&コマースメディアの定義を和訳すると次の通り。 リテール&コマースメディア:リテールメディアネットワークを含むコマースメディアネットワークは、自社プラットフォームの内外を問わず、ブランドや小売業者が消費者の購買検討過程を通して商品やサービスを訴求することを可能にする。コマース/リテールデータを、計画・実施・測定に使用する。オンサイト、オフサイト、インストアの幅広い施策が含まれる。 オンサイトリテールメディア:コマースプラットフォームや小売業者のプロパティ上で販売される広告。コマースプラットフォームや小売業者が所有し運営しているウェブサイトやアプリがその典型。スポンサードプロダクトやスポンサードディスプレイなど。 オフサイトリテールメディア:コマースプラットフォームや小売業者が所有・運営するウェブサイトやアプリ以外の第三者パートナーの広告在庫に、小売業者のデータを連携して使用する。 インストアリテールメディア:計画・実施・測定に小売業者のデータを使用する店舗内の広告。