ISPベースの行動ターゲティング広告を展開するフォーム。イギリスで大手ISPと提携しており、あと何週間かで運用が開始されるようだ。しかし、ここへきてプライバシー問題を指摘する声が強まってきた。抗議サイト「BadPhorm - When good ISPs go bad!」が立ち上がり、イギリス首相宛ての請願書には現在までに1,862名の署名が集まっている。スパイウェアの疑いが持たれていたというアドウェア「PeopleOnPage」に、フォームが過去に携わっていたことも判明。フォームはブログを開設するなどして説明に追われている。同社および提携ISPがプライバシーを侵害するのか、外部からは不透明な領域もあり判断できない。フォームは細心の注意を払っているはずで、恐らく既存の法令に抵触することはないのだろう。しかし、消費者の考える規範に抵触してしまったことは確かだ。この問題が沈静化するか泥沼化するか、引き続き注目したい。
マイクロソフトが、DSP「Microsoft Invest」(マイクロソフトに買収される以前の旧称は「Xandr」「AppNexus」)を2026年2月末までに終了する。マイクロソフトは、デジタルエンゲージメントの未来は会話型、パーソナライズ型、エージェント型になると考えていて、生成AIによる変革に注力する。2026年以降、バイサイド広告テクノロジーへの投資を「Microsoft Advertising Platform」に集中する。現在のDSPモデルではビジョンを実現できないと判断し、サービスを終了する。 Empowering businesses for a future that is conversational, personal, and agentic https://about.ads.microsoft.com/en/blog/post/may-2025/empowering-businesses-for-a-future-that-is-conversational-personal-and-agentic Our commitment to more private and personalized advertising experiences for a more agentic and conversational world is not achievable with the industry’s current DSP model which, therefore, no longer aligns with our investment in this future. As a result, we will no longer support media buying through our DSP, Microsoft Invest, starting on February 28, 2026. https://www.adexchanger.com/online-advertising/microsoft-invest-formerly-xandr-dsp-and-formerly-appnexus-before-that-will-just-be-formerly/