スキップしてメイン コンテンツに移動

ネット広告の前には99%人間が存在

デジタル広告が視聴される機会(opportunity to see)として、スクリーンでの広告表示は測定できる。しかし、デジタル広告の前に実際に人間が存在しているのか否かは、これまで調査されてこなかった。そこでマグナとIPGメディアラボは、102人の消費者の頭部にカメラを付けたうえで普段通りにPCやモバイルを利用してもらい、一方でその端末でもスクリーンを録画し、1,004時間の映像を分析した。それによると、表示されたデジタル広告の99.2%は、その前に人間が存在していた(PCでは98.6%、モバイルでは99.9%)。ビデオ広告の98.4%(プリロールは99.5%、ミッドロールは97.1%)、ディスプレイ広告の100%は、その前に人間が存在していた。ただし、ビデオ広告は時間の経過につれ人間の存在は低下した。調査結果は以下よりダウンロードできる。
------------------------------
NEW STUDY BY MAGNA AND IPG MEDIA LAB QUANTIFIES HOW OFTEN NON-FRAUDULENT DIGITAL AD IMPRESSIONS ARE WASTED BECAUSE NO ONE IS PRESENT
https://magnaglobal.com/new-study-by-magna-and-ipg-media-lab-quantifies-how-often-non-fraudulent-digital-ad-impressions-are-wasted-because-no-one-is-present/
------------------------------
なお、マグナ、IPGメディアラボ、ティービジョンインサイツは、テレビ広告の29%は誰もいない部屋で表示されていることを昨年調査している。
------------------------------
Quantifying TV Viewability
https://magnaglobal.com/media_trials/quantifying-tv-viewability/
------------------------------

このブログの人気の投稿

Xがハッシュタグを含む広告を停止

Xは6月27日より順次、ハッシュタグを含む広告を停止へ。イーロンマスク氏は、以前からハッシュタグ不要論を唱えていた。 X広告をご利用いただいている広告主様および広告代理店様 Xではより快適なプラットフォーム体験の向上を目的として、本日2025年6月27日より順次、ハッシュタグを含むX広告の配信を停止いたします。ハッシュタグを含むX広告の配信は2025年6月27日深夜24時までに全て停止される可能性がございます。… — Business Japan (@BizJP) June 27, 2025 Starting tomorrow, X Ads can no longer contain hashtags. X’s user recommendation system has been improved with new capabilities powered by xAI's services, rendering hashtags unnecessary for effective engagement. This change is designed to optimize the experience and performance… https://t.co/RrohJdbQ95 — Business (@XBusiness) June 27, 2025 Starting tomorrow, the esthetic nightmare that is hashtags will be banned from ads on 𝕏 — Elon Musk (@elonmusk) June 26, 2025 Please stop using hashtags. The system doesn’t need them anymore and they look ugly. https://t.co/GKEp1v1wiB — Elon Musk (@elonmusk) December 17, 2024

経産省、透明化法の規制対象にTikTokを追加

経済産業省は、「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」に基づき、デジタル広告分野の規制対象事業者にティックトックを追加で指定した。ティックトックの2024年度の国内広告売上高が、政令で定める規模(1,000億円)以上になったため。これによりデジタル広告分野の規制対象事業者は、グーグル、メタ、LINEヤフー、ティックトックの4社に。 TikTok Pte. Ltd.を「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」の規制対象事業者として指定しました https://www.meti.go.jp/press/2025/06/20250627002/20250627002.html X(旧ツイッター)が2022年に株式を非公開化してから同社の日本での売上は不明だが、今回の指定によりティックトックの国内広告売上がXのそれを上回っていることが明らかになった。