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トリプルメディアは「POEM」

ペイドメディア、オウンドメディア、アーンドメディアを「トリプルメディア」と呼ぶのは和製英語。海外では3つのメディアの頭文字をとって「POE」と呼ばれるのを見聞きしたことがあるが、それもそれほど一般的な呼称ではないようだ。F5デジタルコンサルティングのグレゴリーバージ氏は、3つのメディアを「POEM」と呼んでいる。文字通りの詩を書くなら、インスピレーションと紙とペンがあればよいが、「POEM」を書くなら、目的に沿ったストラテジー、ひとつのストーリー、魅力的なメッセージ、多数のメディアや端末への適応、消費者ニーズへのフォーカス、チャネルのミックスが必要だという。特に目新しい指摘ではないが、「紙とペンを使うだけではなく複数のメディアや端末も」「紙やペンの品質よりも読者のために」といった比喩がおもしろい。グレゴリーバージ氏は、10月に開催されるアドテック東京のスピーカーにもなっているようだ。

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LINEヤフー、計測タグとコンバージョンAPIを刷新

LINEヤフーが、「Yahoo!広告 ディスプレイ広告」で「計測タグ」と「新しいコンバージョンAPI」の提供を開始。「コンバージョン測定タグ」や「サイトリターゲティングタグ」などの現行タグ、および従来のコンバージョンAPIは引き続き利用できるが、将来は提供を終了する予定であり、今後は「計測タグ」と「新しいコンバージョンAPI」の利用が推奨される。「計測タグ」はひとつのタグ(グローバルスニペットとイベントスニペット)で計測したイベントデータを複数の目的で活用できるため、現行タグより管理を簡素化できる。 計測タグと新しいコンバージョンAPIの提供開始について https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20250623/ 計測タグについて https://ads-help.yahoo-net.jp/s/article/H000054772 コンバージョンAPIについて https://ads-help.yahoo-net.jp/s/article/H000055044

「TikTok Shop」を日本でも提供

ティックトックが、ティックトックのアプリ内で商品を販売できる機能「TikTok Shop」の国内提供を開始。すでに多数の企業が「TikTok Shop」の開設支援に名乗りを上げている。ティックトックは、ショートビデオやライブ配信で発見した商品をそのままプラットフォーム上で購入できる体験を「ディスカバリーEコマース」と呼んでいる。ブランドにとっては販売機会だがクリエイターにとっては収益化機会であり、ショップの開設そのものでなくアフィリエイト機能の活用が成功のカギになると思われる。 TikTok Shopを日本で提供開始!発見から購入までをアプリ内で完結し、新たな購買体験となる「ディスカバリーEコマース」を実現 https://newsroom.tiktok.com/ja-jp/tiktok-shop-launch-japan ソーシャルメディア上のショップ機能は、すでにメタなどが先行して提供している。しかし、メタはプラットフォーム上での決済機能はアメリカでしか提供しておらず、またアメリカでも終了を予定している。 About changes to Shops and checkout on Facebook and Instagram https://www.facebook.com/business/help/1314349509894768 ティックトック以外のショップ機能が改めて注目されてもよいと思うが、ティックトックによるショップ機能の注力度が際立っているのは確かだ。

経産省、透明化法の規制対象にTikTokを追加

経済産業省は、「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」に基づき、デジタル広告分野の規制対象事業者にティックトックを追加で指定した。ティックトックの2024年度の国内広告売上高が、政令で定める規模(1,000億円)以上になったため。これによりデジタル広告分野の規制対象事業者は、グーグル、メタ、LINEヤフー、ティックトックの4社に。 TikTok Pte. Ltd.を「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」の規制対象事業者として指定しました https://www.meti.go.jp/press/2025/06/20250627002/20250627002.html X(旧ツイッター)が2022年に株式を非公開化してから同社の日本での売上は不明だが、今回の指定によりティックトックの国内広告売上がXのそれを上回っていることが明らかになった。